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うぇるかむねこまねき

劇場版まどかマギカ ネタバレ感想

また見に行くので忘れないうちに初見での感想の羅列。
内容思い出しながらパンフも見るので全てネタバレ。
パンフレットが凝ってて良い。


だいたいの印象は、

  1. 茶番
  2. 探索
  3. 魔女化
  4. イイハナシカナー?
  5. 改変

こんな感じ。
以下、それらについてざっと。

茶番

QBがペットぶっててすごい違和感。なにがキューだ。
TV版の最後のまどかが改変した後ならあの5人がいる時点でおかしい。
さやかがいるのがおかしいし、杏子が当たり前のようにクラスメートになってるのも。
ループ初期かと思ったけどナイトメアがどうとか言っててなんだこれと。回想か妄想か別世界かぐらいに考えてた。
周り気にせずにきゅうべえやべべを相手してるあたりも何だこの世界と。

「ピュエラ・マギ・ホーリークインテット」( ゚д゚ )
変身の時やたら踊るしなにこれ恥ずかしいと思ったら、作ってる方も恥ずかしいシーンだったようだ。
最初の変身がマミさんだったから、まぁマミさんだしと思ってたら全員同じノリで変身始めた。
あんな事やってるのはあの世界に飲まれてるからだろうけど、さやかだけは素。
次は、この時のさやかは素だという視点で見たい。

ティロデュエットはまどかが魔法少女になってたら、マミさんは提案していそう。
楽しそうで何よりです。

ナイトメアのお茶会といい何だこの茶番と思ってたら、ほむらも茶番扱いした。
茶番の後半からはモブの顔がひどかった。ほむらの結界だけある。やっぱりほむらにはまどかしか見えてない。

探索

ほむらと杏子で杏子が前にすんでいたはずの場所にバスで向かった。
その時の地形がひどいしバス停周りもひどい。
夢の中で変な地形あっても違和感ないようなものか。
三叉路以前に道はどこだ。
ほむらと杏子の組み合わせは初期の共闘を思い出す。
マミさん宅での茶会で、ほむらはマミさんをそう思ってたんだな、と。
ほむらvsマミさんは銃撃戦。魔法少女で銃撃戦って。
マミさんは魔法だけど、ほむらは今回どこからあれだけの銃を仕入れたんだろう。
こいつら戦争してる。
さやかがすごく理知的。まどかパワー運んでたみたいだしいくらか達観したのかね。スタンドかペルソナのように魔女化するし。上条についても振りきった感が強い。
ほむらの能力ってギミック動かなくすれば発動阻止出来るんだなぁ。あの状況で時間止めて逃げようとか、本当にひきこもりすぎ。

こんな世界はまどかの意志を蔑ろにしてると憤ってたが、こんな世界作ったのは自分。
まどかの出した答えを尊重しようとしたけど、振り切れなかったか。
いつもの丘で夢の話したときのまどかが、ほむらの求めてたまどかなのかな。
まどかを知ってるのは自分だけ。まどかは自分の記憶の中にしかいない。その記憶も時間で薄れてく。確かこんな感じだったはず。まどかを拠り所にして何周もしてきたほむらにとってこれは十分な絶望なんだろう。
だからまどかのいる世界へ書き換えにも繋がるか。この世界のまどかですら、ほむらにとって都合がよすぎる。ただこの段階ではまだ止めなかったことの後悔止まりだと思う。

魔女化

またQBか。おまえしゃべれたのか。
あの空間だからああだったんじゃなくて、ほむらに感づかれないようにああだったか。
結局黒幕はQB。改変後だとはいえあのQBが最終回のときのままで終わるとは思ってなかった。
観測できないから観測出来る状況を作った。観測できればあとはどうとでも出来る。科学の力ってすげー。
ほむらがまどかについてQBに話さなければこんなことにはなってなかった。

魔女文字読めない。ほむらの魔女はなんて名前だったんだろう。

さやかがまどかの使いポジションってのはやっぱりという印象。
マミ戦後のほむらとの会話であっち側って印象が残る。
むしろ杏子とマミさんが結界の外から連れてこられた本物とは思わなかった。
べべことなぎさはようやく出てきた。さやかポジションとは。
なぎさの見た目からシャルロッテじゃね?って言ってた人は勘が良いと思う。

さやかとのこの関係も夢と知って杏子が寂しそうなのが印象的。
TVでは打ち解けそうになったことろでさやかはいなくなってるわけで、ようやく友達になったと思ったらこれ。

ほむらはQBがまどかに接触するぐらいなら結界の中で朽ちる。
まどか、さやか、マミさん、杏子、なぎさはほむらを救出しようとする。
敵はQB。
すごく分かりやすい構図。

この時は、いろいろあったしほむらも魔女化もするよなーと思ってた。

イイハナシカナー?

QB「「「わけがわからないよ」」」
あれは笑わせようとしてるとしか。
魔女化してたときの崩壊もすごかったけど、まどかほむらの攻撃もとんでもない。インドラの矢か何かか。まどかの攻撃は全体攻撃という印象が強くなった。
まどかの家族とか割と本物がいたっぽい。記憶どうなるんだろ。

さやかとなぎさが馬車乗って、まどか神はほむらをお迎え。
まどか外に出られたのか。
まどかは自分がいなくなってもほむらなら大丈夫だと思ってたんだろうけど、ほむらにとってはそんなことは全然なくてすれ違ってる。

QB倒してほむらも戻ってまどかに迎えられてハッピーエンド。
まさかこれで終わりじゃないよな、と思った。

改変

思った通り終わらなかった。
QBの仕業かほむらの魔女化の影響が残ってたのかと思ったら、もういけるところまで行っちゃってた。
宮本監督の「ほむほむさん、やっちゃったねぇ」ってのに同意。
ほむらが怖い。虚淵が「ほむらが怖くなりすぎたシーンがあった」ってあるけどこのあたりだろう。このあたりのほむらは気持ちは分かるけど「うわぁ…」となる。
ほむらが改変できたのは別におかしいとも思わない。まどかが神になれるだけの因果を繰り返して紡いできたんだし。時間が戻ればソウルジェムの状態は戻るにしても記憶にはそのままなわけだし。助けたいと思ってるのに毎回死なせてる。いつか絶対助けるってのがあるから耐えてるけど、いろいろ蓄積されてるだろう。
絶望で魔女化しそうになると円環の理でまどか行きって事をほむらは分かってるわけで、そのあたりで絶望と希望が倒錯していそうだし今までの分含めて一線は越えられると思う。
「愛よ!」って言い切ってたけど、やっぱり欲望とかそっちな感じがする。繰り返すうちに、まどかを助けることが拠り所になっていって、友情だとか欲望だとかがない交ぜになってそう。
特に一度魔女化してるんだから、感情はそうとう極端によってるんじゃないか。
魔女化では絶望→救出されて希望を見る→まどかが来るのでさらなる希望。忙しいな。大きなスイングだ。
ダークオーブ噛むのはよく分からなかったけど、かっこいい。

改変は具体的には分からないけど、まどかを世界に戻して円環の理も維持という感じ。世界を弄るのにはさすがのQBも苦笑い。
さやか怒ってたけど、ほむらはどう千切ったんだろう。女神まどかから都合の良い部分抜き出した感じがする。
さやかはようやく日常に戻った。ほむらが弄った世界でだけど。
まどかしか見てないほむらが改変したんだから、少なくともまどか周りは作られた世界だろうな。前半の茶番と大差ない世界だと思う。
ほむらじゃなくまどかが転校生と1話の対になってるあたり、自分の体験をなぞろうとしてる感じがある。立場が逆になった割に、やってることは変わってないけど。
まどかにルール破るのはよくないと言われたときのほむらが危ない。無理があることは分かってるんだろう。
不安定だしその内崩壊する。

まどか神は時間関係なくなってたはずだし、こうなること分かっててやってたんじゃないかとも思う。
QBはボロボロになってたけど、元の相棒的ポジションに戻ったのかどうか。ほむらの改変に付き合わされてたし、まどかの代わりに円環の理に組み込まれたんじゃないかと思った。
サブタイトルの叛逆の物語は、まどかの作ったシステムに対していたようだ。
魔獣とはなんだったのか。

とりあえずもう一度見てくる。