キーボードのスイッチいろいろ
ふとキーボードのスイッチを試したくなった。
ヨドバシとかのキーボードコーナーでたまに見る、このページの真ん中あたりにある展示機みたいのが欲しい。
探したらCherry MX互換スイッチも含めたテスターが売ってたので購入。$25.0だった。
NPKC Switch Testerと言うらしい。CherryMXスイッチ7種と、Gateron 6種、kailh 4種のスイッチが試せる。GateronとKailhはCherry MXの互換スイッチ。Greetech社製のものも試してみたかったがないので仕方ない。
外見
カチャカチャやると楽しい。
これは板にスイッチが付いてるだけだけど、テンキーにするための基板も売ってた。テンキー型なのはこれをテンキーとして使いたい人がいるからなんだろうか。
キーキャップ付いたままだと、どれがどれだか分からない。
スイッチの外見
Gateronの外側が白い以外は、GateronもKailhもCherryMXにそっくり。裏のピンも穴ももちろん同じ場所。互換スイッチなので当然といえば当然。
各スイッチについて
Cherry
茶、赤、青、黒はいつものって感じ。
灰軸2種類は無し。比較したいのでいつか手に入れたい。
茶
クリック感のあるスイッチ。
軽いクリック感で万人向けの普通さ。
安定の人気スイッチ。
赤
クリック感のないスイッチ。
軽い黒軸。今は赤軸が一番人気なんだろうか。
これがCherryの中では一番軽いはず。
青
クリック感があってうるさいスイッチ。
わざわざ音が出るようにした茶軸。
人気があるけど使ってる人はうるさくないんだろうか。入力してる感覚はかなり強いけど、そういう需要なんだろうか。
黒
重めのクリック感のないスイッチ。
何年も黒軸のキーボード使ってるので慣れ親しんだ感触。
重い重い言われるし実際スペック上でも重いんだけど、使ってて重く感じた事がない。やっぱりリニアは良い。
クリア
重めのクリック感のあるスイッチ。
重い茶軸と言った感じ。重いからかクリック感が押しも戻りも強く感じる。
白
重めでクリック感が少しだけあって音がするスイッチ。
クリック感があるのかないのか分かりにくい。音がする所で少し感じる。青軸のようなはっきりした感触はないし、音も小さい。
こんなんだったっけ。あとで確認してこよう。
緑
重くてクリック感があって音のするスイッチ。
重い青軸といった感じ。黒軸より重いはずだけど、そこまでの重さは感じなかった。
工業向けに使われているスイッチらしい。重いぶん誤入力しにくいし、音で入力したことが明確に分かるから工業向けに良いんだろう。
Gateron
中国のメーカー。
黄色の違和感が凄い。なんで黄色にしたんだろう。
全体的にストロークが滑らか。Gateronと比べるとCherryはすこしざらざらした感触がある。ただ常用してるキーボードの黒軸は滑らかなので、Cherryは使ってると滑らかになってくるんだろうか。まぁキーボード打つときにストロークの感触を味わうようにじっくり押さないし気にする程でもないか。
Gateronは選択の価値がありそう。
黄
クリック感のないスイッチ。
重さはCherryの赤軸と黒軸の間ぐらい。
白
かなり軽くてクリック感がないスイッチ。
今回試したどの軸よりも軽い。Gateron 白軸はCherry 白軸と全く違う。
軽くて滑らかでクリック感もないので打ってる感覚がかなり小さい。押し切った後に戻される感覚も全然ない。指で押すと言うより指を乗せるという感覚。これを基準にするとCherry赤軸すら重い。
軽い分、誤爆しやすそう。それに慣れないと余計な力が入りそう。
ねんどろいどぷちの重さで沈む。Cherry赤軸は沈まない。
大手がキーボードに載せて量販店でも買えるようにすれば、軽いのが好きな人たちに人気出そう。
黒
クリック感のないスイッチ。
とても滑らか。安ければCherry黒軸の代わりにあえてこれを選ぶのも良さそう。少なくともわざわざ避けるほどの事はない。
しかしGateron黄軸との違いが分からない。調べた感じでは少なくとも重さは同じらしい。何か違いはないのかとGateronのサイト見たら製品一覧にすらなかった。黄軸は一体何なんだ。
赤
クリック感のないスイッチ。
Cherry赤軸に対応する立ち位置。
これも滑らか。
茶
クリック感のあるスイッチ。
Cherry茶軸に対応する立ち位置。
やっぱり滑らか。
青
クリック感があって音のするスイッチ。
Cherry青軸に対応する立ち位置。
何だかクリック音に小さな物が転がるような音が少し混ざってる気がする。
Kailh
なんて読むんだろう。ケイルだろうか。
Gateronのような滑らかさもなく普通。可もなく不可もなく。
他と比べると少しストロークの擦れる感じが強い。気になるほど酷いわけではない。
値段以外の理由でわざわざ選ぶようなスイッチでは無さそう。
赤
クリック感のないスイッチ。
Cherry赤軸、Gateron赤軸と同じ立ち位置。
黒
重めのクリック感のないスイッチ。
他の黒軸と同じ立ち位置。
青
他の青軸と同じ立ち位置。
茶
他の茶軸と同じ立ち位置。
感想
思いのほかGateronが良かった。特にGateron白軸は代用が利かない。全体的に滑らかなのも良い。それにしても黄軸が謎。
Cherryはやっぱり黒軸がしっくりくる。だけど次は赤軸でも良さそうだ。
今回、重さを感覚でしか試してないので定量的に量りたい。スイッチの上に重りやコインを乗せて量ってる人が結構いた。重さの分かるコインか重りを用意できたら真似して量りたい。